【今日感じたこと】


学問としては、結論がはっきり出ている(という共有認識が広くある)場合でも、
それを根拠付けていくことは意義がある。

しかし、仕事としてはどうか。
毎年予算の時期になれば、同様の案件について同様の議論をする。
去年時期尚早の意思決定があったものを、今年も同様のプロセスを
経て同様の結論に至る必要が果たしてあるのか。
資料を時点修正し、「ご説明」すること自体は吝かでないが、
「去年部長にかくかくしかじかで」当面見送る旨の了承を得た、
したがって今年度については検討しない、という説明で十分では
ないのか。


優先順位というものがある。
厳しい不況の折といえども約束を反故にするわけにはいかない。
去年やめないと決まったものを、今年やめることはできない。
なんでって、去年そうきまったから。
それを説明してるじゃない。
なぜ(今年度版の)ペーパーやグラフによる説明を求めるのか
超勤縮減などの流れの中で、いま少しバランス感覚というか、
優先順位をつけて判断すべきだ。