課長と研修員の会は、二つの成果があった。

ひとつは、課長の経験談および質疑応答から刺激を受けたことである。
前任地での業務に対して、その内容と成果を整理して言えるというこ
とは立派なことだ。

また、質疑の中でおほやけがどこまでになうべきかという点に関連し
て、それではすべてをわたくしにゆだねることも存外可能なのでは
ないかという疑念を抱いた技術士がいた。これには驚いた。

これについては公私きょうどうやこちらでの経験からひとつの考察
ができるのではないかと思う。

ふたつは、他グループの人や課のひととの交流をもてたことである。

一つのことに対しても人によって見方がさまざまなので、対応も
人を見てしなければならないことを、よく悟った。

自分の意見を相手に理解させようと思ったら、裸のアドバイスでは
聞いてもらえない。相手の論に載りながら切り込むのが一番。

それでも聞いてくれないひとをどうするか、という問題は残るんだが。


しかし、いつもしめをフレフレでしないといけない風潮がしみこんで
しまった・・