【在 日常上 的】


仕事かよ。
うつだ。

今日は駅近くのちょっとこの辺では若者の集まるようなおしゃれっぽいめの通りで昼食
をとりました。そこはランチはパン食べ放題とあるため、1度おかわりしました。

「何枚ですか?」と問うので、
いっしょに行った研修員が「3枚ずつ」と答えました。

すると、おかわりを持ってきてくれたはいいが、直後にデザートを出してきなさる。
そして同時にレシートをボンと置く。

もうこれ食べたら帰れと。

それなら、「食べ放題」なんて書かないでください。
ある程度の常識の範囲内であれば、おかわり分は折込み済みの値段を設定していると
誤信させ、価格相当額以上の額を交付させる行為。
「これって罪じゃないの〜??」

なんて、興ざめなことはいいませんから、楽しく食事させて下さいよ。
疲れた会社員が、お昼くらい外で雰囲気変えてリフレッシュしようとしているというのに。

ということで、今日はこの人を許すことでわずかな菩薩行。


そんなことよりも、今日は私と同じ学部出身で、「法律なんて暗記デショー」とか
のたまっていたY君の上におきた事件について書き付けておきます。

今日、必死に分析資料作っていましたら、15時くらいに電話がかかってきました。
Y(以下(仮称)恐竜)です。


「すぐに540千円貸してくれ、頼む」


は?

事情を話せ、恐竜よ。

「アクシデントに巻き込まれてさ、今日中に540千円いるんだよ」

「そんなにもってない?じゃあ、できるだけ多く。今もってる額全部でいいや。」


なめとんのかワレぼけカス。と職場でスクリームしそうです。

「じゃあ200千円でいいや。とりあえず。」

こっちにも生活とか色々あるから、というとその額を提示してきました。
事故にでもあったんだろうか、と心配しながら、彼を信用して、貸してあげました。

しかし、間違った振込口座を教えたあげく、聞き返した電話の切るトキに
「できるだけ多くね。」とは。
友達になってしまった自分の徳のなさを憾みに思いながら振込いたし候。

で、9時くらいに釈明の電話。おおむね、次のような内容でした。

恐竜はとあるHPのとあるサービス(オムとファムのサイバー自由交流市場)を利用したが、
使用料未納のまま数年を徒過したことによる延滞金(20千円)
並びに訴訟取下げに係る費用及びlawyer rewards等含めて300千円である、という内容を
言葉巧みに、時にはローヤー役も交えつつ、電話で請求された。
彼は、会社や親戚にそれを告知するとの言葉に畏怖し、カねで解決するならば、
と20と300をそれぞれ支払った。

しばらくして、今度はサービスの利用過程において、規範違反行為(arrete prefectoralにおいて)
と認定されかねない挙動が確認された、事態は民訴からケイソへ移る、
などという告知が再度なされ、早々にl'amende(or fine)をpayerすればそれで済む、との指摘に、
再度これを支払った。額にしてこれも500千円ほど。(ここまでは彼の預金範囲内らしい)

ほどなくして、成功報酬としてさらに540千円を請求され、しかもaujourd'ui中にとのことで、
すっかり冷静さを失ったわれかのけしきの恐竜は、私やS川君、バング乱に対して哀願を行った、
ということ。

冗談じゃないぞ全く。
明らかにla fraude(or fraud)じゃないですか。
fa xue buを卒業したとは思えない。
ていうか人間じゃない。

ただ、彼の立場に立つと、確かに恐怖心を覚えるかもしれない。
心理的に、①少額からのスタート②全額支払ったら「キャッシュback」③職場に電話する、
などという手口には人間弱いのかな。


とりあえず、まだ最終的な部分については彼の手元にあるようなので、信じ込んでいる彼に
「デフォルト」するように言いました。
私やs川君は少なくとも「さいけんしゃ」ですから、かれの責任財産が散逸しないよう見張
る消極的義務があります。
なんなら、代位して取り返しましょうか(大判明治43年7月6日民録16・537)。

なんにしても、困った人です。
いつか、なんかやらかすだろうと思ってたけど・・

【教訓】
人にお金を貸すときは、相手がそれをどのような事業に充当するかまでよくヒアリングするべし。
この点、補助金なんかは事業目的適合性によって支出を決定し、これを逸脱せし場合は返還させ
るので、参考になる(もちろん、今回は貸付金だが。)


こんなもんでどうでしょう。