仕事が始まるというのことは、日常性への回帰であると同時に、
まさに日常こそが創造的であり本来の自分へのふりだしである
ことを認識する。

自社関係者への挨拶はかなりうっとうしく感じていたこともあった
が、今となっては、確かに新年を迎えられた喜びを分かち合う意義
を認めたため、存外楽しくできるから不思議だ。

課長は挨拶で、新年にゴルフを予定していたが下雪了のために
中止になったことを持ち出し、残念という気持を、風邪をひか
なくてよかった、と思い直すことで前向きさが大事だということ
を述べておられた。

これを捉えて敬愛する係長は、常々ひとは相対化によって
ストレスを拡散させ、ひとをゆるすこともできるようになるもの
だといっておられるものだから、この挨拶を抜き出したメモを
渡して、注意を喚起した。

確かに、それを聞いていたときの気持というのは、まあそんなものか、
とか、それで納得できるものか、とか、課長になったらこういう
人がこうべを垂れて聞いているのか否か判然しない状況下において
話をするのだから大変だ、などどというものであったから、この
メモによって大いにこの課長のアンチストレス性に気づいたものだ。

今日はオーダーシャツと新調のスーツで出かけたので、とても
気分がよかった。同時に肩がこった。